某予想番組や某ブログでの
騎手批判が少しだけ話題になっているようです

どうやら意訳すると「馬場の傾向すら確認しないような騎手は
プロとして失格だから辞めるべき」だとか言っているようですね

私はこの考えを全く支持しません
【プロであれば最良の結果を得られるように
最大限の準備をして臨むべき】だと
言いたいのだと思いますし
そう考えている人も多いかと思います

しかし筆者としては
【プロとはその職で金を稼ぐ人】という認識に過ぎず
極論を言えばコンビニのバイトでさえ【コンビニのプロ】として
認識しています
まあプロ(professional)の和訳である「専門家」という話に置いても
客よりは少しばかり知識を持っているでしょうから
プロと言っても良いでしょう

そしてそういう認識である以上
「プロとしてどこまで技術の向上に努めるか」は
個人の自由でしょう
ですから金を稼げている(騎乗数を集めている)以上
他人に文句を言われる筋合いはどこにもありません
それが気に食わないのなら多くの馬主さんなどと話し合って
その騎手を干すような大胆な事をしなければなりません
それが出来ないのなら
ただの負け犬の遠吠えです

第一騎手批判は筆者としては
とてつもなくみっともない行為だと考えています
ブログ等において「○○騎手は儲からない」という話はすれど
「○○騎手は下手だ」とは書きません

それはこちら側がどうにかする事の出来ない話であるからで
これを批判するのはただのデータ派の傲慢です

馬の能力を軸に予想するデータ派の人(特に競馬新聞だけで予想する人)にありがちですが
馬の能力以外の不確定要素を出来るだけ排除しようとします

その代表例が騎手です
馬の能力を十分に発揮できるか出来ないかは騎手の力次第ですから当然です
そして外れて文句や批判を言う
これよく見てみると騎手批判をする人は
「私は騎手の巧拙も見抜けない馬鹿です/
この騎手に何度も裏切られてきた馬鹿です」

と周りに自分で言い触らしているに等しいんですよ

「よくそんな発言をする人がTVに恥ずかしげもなく出れるな」と思うのですが
これが局側に求められているキャラなら仕方ないでしょう

第一競馬が馬の能力だけで決まるのなら今より多くの人が当たってしまって
回収率が100%を超える事は非常に難しくなります
それだけ騎手の巧拙は回収率に大きな影響を及ぼします

ただ馬券で本当に儲けている人なら下手な騎手の情報を
周りに言い触らすのは絶対にやりません

儲けられる情報をみすみす外に出すデメリットの方が大きい為です
単純に騎手の巧拙が分かっていないのなら知りませんが

そしてそういう人を鵜呑みにして釣られる人が本物の馬鹿です
その発言をした方は本当はその騎手が儲かると知っていて
わざと苦言を呈したのかもしれません

儲けている人にとっては金を失う馬鹿が一人でも増えれば
その分より多く馬券で儲けられるので良いのですが
このブログの読者には是非とも
見聞きした情報を自分の手元にある確実なデータと
照らし合わせる作業をしていただきたいのです


このブログの読者の中には馬鹿を一人も作りたくないのです
そう思い今回は警告の意を込めて書きました
伝わればと思います


最後にこの発言をした方も自分の目で見てデータを見て
馬券購入をするタイプのようですがこういう発言は
自分の力を過大評価した発言で
求められていたとしても
自らの品位を落とす大変残念な発言でした

馬券師としては優秀な部類の方だと見ていただけに
かなり見損なう発言であった事を付記しておきます